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チャート活用編その1 一目均衡表 後編 ~分析してみよう 3つの分析と三役好転~

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一目均衡表 後編 ~分析してみよう 3つの分析と三役好転~

一目均衡表で描かれる5本の線について理解ができたら実際に分析を行ってみましょう。 主な分析としてそれぞれの線を活用した「3つの分析方法」と、3つの分析を組み合わせて総合的なシグナルを読み取る「三役好転」について解説いたします。

3つの分析方法

  1. 基準線と転換線
  2. 遅行線
    ケーススタディー>>基準線・転換線・遅行線による予想ポイントの組み立て方

三役好転

一目均衡表で分析 1基準線と転換線

相場の方向性を判定する 基準線と転換線の位置関係

一目均衡表では、相場の方向性を判定する上で、まず転換線と基準線の関係を見ます。
中期的な線「基準線」に対して短期的な線「転換線」がどのような位置にいるのかでトレンドの判断材料とします。

ゴールデンクロスは好転、デッドクロスは逆転

より重要なのは、基準線と転換線の2本の線が交差する局面です。
均衡表においては、転換線が基準線の下から上へ突き抜けることを「好転」と言い、逆に転換線が基準線を上から下へ突き抜けることを「逆転」と言います。
「好転」は強気のシグナル=ゴールデン・クロスで「買いシグナル」、一方「逆転」は弱気のシグナル=デッド・クロスで「売りシグナル」として位置づけられます。

一目均衡表で分析 2遅行線

遅行線は過去の動向と比較をするための線です。当日の終値を26日(約1ヶ月)前に並行に移動してローソク足と比較します。

遅行線がローソク足とクロスし、上下どちらかに抜けた時、基準線と転換線の関係とを見る時のように、「好転」「逆転」と言い、相場の転換の表れと判断します。

遅行線とローソク足を比べ、遅行線がローソク足を上回っていれば「買いの時代」、下回っていれば「売りの時代」と判断します。

遅行線が26日前のローソク足に接近し、ほんの少し抜けた所から逆に跳ね返されるケースがあります。遅行線が26日前のローソク足を突破できなかったとなると、下落基調をたどるとされています。

基準線・転換線・遅行線による予想ポイントの組み立て方

一目均衡表の「基準線」「転換線」「遅行線」をもとに予測を組み立てる時のポイントは次の4点に集約されます。

  1. 今後、転換線は上昇・下降するか?
  2. 今後、基準線は上昇・下降するか?
  3. 今後、転換線と基準線の関係は好転・逆転するか?
  4. 今後、遅行スパンは好転・逆転するか?

一目均衡表を用いた初歩的な分析では、まずこの4つの要素が今後どうなっていくのかを予測することから始まります。
そして、実際に売買を行う前に動向をあらかじめ分析しておき、予測を立てた水準において妥当性が出てきたと判断した時にトレードに参加します。

ケーススタディー 米ドル/円日足チャート

下図は米ドル/円のローソク足(日足)です。下降のトレンドとして見えますが、直近上昇傾向がうかがえます。 これを一目均衡表で検討してみましょう。

上図において、ポイント毎に分析してみます。

Q.今後、転換線は上昇・下降するか? 
A.価格はここ最近転換線を上回るも、転換線は依然基準線の下を推移
Q.今後、基準線は上昇・下降するか?
A.基準線の勾配は下方向
Q.今後、転換線と基準線の関係は好転・逆転するか?
A.基準線は下方向も転換線はやや上向きに。今後の動きを探るにあたり様子を見たいところ
Q.今後、遅行線は好転・逆転するか?
A.遅行線は上向きも26日前のローソク足の下を推移。
今後遅行線が上昇を継続し、26日前のローソク足を上抜ける動きとなるか様子をみたいところ

結果、大局的なリスクは下方向と考えられます。

売り方:基準線が位置する90円台なかばレベルで戻り売りの可能性
買い方:いくつかのサインが好転するまでしばらく様子見か、との予測が立ちます。

このようにそれぞれのポイントを用いて売り・買いの双方について予測を立ててトレードの判断材料とすることができます。

一目均衡表で分析 3雲

2つの先行スパンに挟まれた抵抗帯「雲」

短中期的な先行スパン1と、中長期的な先行スパン2の間で形成される領域はその特徴から「抵抗帯」と位置づけられ見た目から「雲」と呼ばれます。チャート分析では、この雲に対してローソク足がどのように重なるかが判断材料になります。

雲は2つの平均線の間であることから、雲の領域内ではトレンドが上昇なのか下降なのか明確ではないと言えます。

雲とローソク足

その雲(抵抗帯)に対し、ローソク足が下から上に一旦突破したら、その後は基本的に価格が雲より上の位置になり、価格に対して雲が「下支え」の関係になります。

また、雲に対し、ローソク足が上から下へ一旦割り込むと、その後は戻りの頭を押さえる抵抗ゾーンに位置づけが変わります。

雲の「厚み」は抵抗力

雲の幅の上下幅の厚みが抵抗力の強弱を示します。雲が厚ければ抵抗力が強く、薄ければ抵抗力は弱いと判断されます。

雲の淵に該当する雲の上限、雲の下限が実際の相場において重要なチャート・ポイントなったケースはしばしば観察されます。
下図のように、価格上昇時の戻しにおいても雲の上限が相場を支えている様子が見て取れます。

雲の「ねじれ」は変化日

先行スパン1と先行スパン2がクロスする箇所を「変化日」として捉えます。

先行スパン1と2の上下の位置関係が逆転し、抵抗帯に「ネジレ」が生じた該当日に当たる日を価格が通過する時に、相場の方向性に変化が生じやすくなる可能性が大きいと言われれ、要注意日となります。

一目均衡表で分析 4総合シグナル「三役好転」

一目均衡表での総合的な「買いのシグナル」となる状況を「三役好転」、一方「売りシグナル」となる状況を「三役逆転」呼びます。
「三役好転」はその名の通り、3つ条件からなり下記のポイントとなります。

  1. 転換線>基準線   転換線が基準線を上回り、基準線は横ばい、もしくは上昇している
  2. ローソク足>雲   遅行スパンが26日前の相場を上回る
  3. 遅行線>ローソク足 現在の相場が抵抗帯(雲)を上回る

以上の条件が揃うことを三役好転といい、強い買いシグナルと捉えられます。
一方すべて条件が逆となることを三役逆転といい、強い売りシグナルと捉えられます。

例えば三役好転している状況において、買いポジションを構築したとします。
その後いつの時点で、いくらの水準になったら反対売買を行うという目処を立てる為に、一目均衡表を再度分析します。

「価格が一目均衡表の転換線を下抜けたら要注意。雲の上限を下抜けるようなら同レベル水準で一旦買いポジションを仕切ろう」
といった反対売買の目安としても一目均衡表は役立ちます。

ケーススタディー 三役好転でトレードのシナリオを立てる

下図はユーロ/米ドルのローソク足(日足)です。上昇トレンドとして見えますが、新規のエントリーから決済してイグジットするシナリオを検討してみましょう。

一目均衡表でチャート三役のポイント 「転換線と基準線」、「ローソク足と雲」、「遅行線とローソク足」のそれぞれについてチェックします。

  1. :雲のネジレを価格が上抜け一段の上昇をみせる ⇒好転2
    基準線が上昇転換。
  2. :遅行スパンがローソク足を上抜け上昇転換 ⇒好転3
  3. :転換線が基準線を完全に上抜けゴールデン・クロス(買いシグナル)が点灯。基準線の勾配も上方維持 ⇒好転1

上記にて三役好転の条件がそろい、3.の時点でEUR/USDを買いをエントリーします。
その後、相場は雲の上昇にサポートされ、上昇トレンドを継続し、利益確定のポイントを探ります。
4.で転換線が基準線を割り込んだので三役好転の要素が揃わなくなったので、一旦利益確定の反対売買を行います。

今後の展開

5.で再び転換線が基準線を完全に上抜けゴールデン・クロス(買いシグナル)が点灯。再び三役好転となっており上昇を示唆している。
だだし、目先、雲も上昇基調を維持しているものの抵抗体が薄くなってきているのが気がかりになります。
買いポジションを上記三役好転時に保持していた場合、ストップ・ロスの逆指値注文を雲の下限を割り込むレベルに発注しておきリスク管理をしておきます。

このように、一目均衡表を用いて各線単体での活用、複数での活用、条件が揃った場合の活用など、それぞれに応じて判断材料として用いることができますので、日々一目均衡表でどういった状態なのかを習慣付けておくと良いでしょう。

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  • 実際の投資ではこのようになるとは限りません。投資にあたってはご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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  • 一目均衡表は(株)経済変動総研の著作物です。